告白

佐藤優の本をまた読んでしまいました。
面白い。
というか、これは彼の脳裡にうつった世界の構造そのものかもしれません。
副題に小説・北方領土交渉とあります。

外務省主任分析官だった彼がどのようにこの交渉を見てきたのか。
それがありのままに出てきます。
実に生々しい本です。
プーチン大統領の思惑をどう判断するのか。

そのために何をすれば一番いいのか。
しかし予定通りに交渉は進みません。
外務省の人脈地図が次々と描かれていきます。
官僚の闇は濃い。
政治は怖い。

その間の逮捕、投獄。
刑務所を出てきてから、どのように心の平安を取り戻そうとしたのか。
現在の活躍の裏にこれだけの日々が重なっているのです。
政治の世界は魑魅魍魎の跋扈する伏魔殿そのものじゃないでしょうか。

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