新海誠展

今や、知らない人はいない存在です。
「君の名は」の大ヒットは彼を宮崎駿と並ぶ存在にしました。
しかし数年前には誰も知らなかった。
そのことに興味を覚えます。

アニメ好きの息子が、これ見てみたらと貸してくれたのが、最初の短編「ほしのこえ」でした。かなり以前のことです。
絵のタッチが生硬で、とても短いものでした。
お金がないなかで、全部自分一人で作ったという話も聞きました。

宇宙と地上に別れた男女の心の交感をどう描くかというのがテーマです。
はじめて、こういう感覚のアニメを見ました。
永遠という言葉が頭の中に何度も浮かびました。
小説も読んだらといわれて、借りた記憶があります。

しばらく後「雲のむこう、約束の場所」も見ました。
これはかなりしっかりした作品でした。
高い塔や津軽湾といったいくつもの装置が、南北に分断されたこの国に登場します。
不思議な味わいの作品でした。

この頃、彼は一部のマニアだけに知られた存在でした。

しかしその後の活躍は誰もが知っているところです。
「君の名は」も封切り直後に映画館で見ました。
ぼく個人としては『とりかえばや物語』を連想させる手法には今でもあまり食指が動きません。むしろそれ以前に作られた「言の葉の庭」の方に関心があります。

彼の展覧会がこういう形で開かれるようになったというのも、時代のなせる業かもしれません。11月11日から、ほぼ1ヶ月間、六本木の新国立美術館で開催されるとか。

一つだけ言えることは、空の描写がとにかくきれいだということです。
雲も実にみごとです。
それだけで新海ワールドに引き込まれていきます。
実は展覧会をちょっと覗いてみてもいいかなと今、思案しているところなのです。

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