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フリーアドレス

最初に就職した出版社の近くには、社交場としてマンションの一室が用意してありました。 部屋の隅にバーカウンターがあり、そこでお酒を飲んだり、お喋りをしたり。 アメリカ人の社員に英会話を教えてもらったりもしました…。 懐かしい思い出です。 随分おしゃれな会社だなととても感心したものです。 一方、編集部の机の配置は担当ごとの島型対向レイアウト。 ところが取材でよく訪れる外資系の会社は、みんなパーテーションで区切ってありました。 その壁...

シンギュラリティ

AIロボット、AIスピーカー。 技術の進歩は日進月歩です。 おそらく現在あるような図書館の資料は、やがて全てクラウド化されるね。 ぼくたちはコンピュータの緻密なニューロンの中を、日々歩かなくてはならない。 現に今もそうなりつつあります。 スマホは劇的に人々の関係をかえた。 しかし2045年問題と呼ばれている状況は、もっとヒリヒリするような感覚に満ちてる。 AIは当然、自己の中にもう一つのAI頭脳を含みます。 そしてさらにそ...

自己肯定感

難しい話です。 国立青少年教育振興機構が各国の高校生を対象に調査した結果が、数日前に発表されました。 それによれば、「自分が価値のある人間だと思う」と答えた高校生の割合は日本が44.9%で他の3カ国、中国、韓国、アメリカは80%以上だったとか。 さらに「自分に満足しているか」という質問に対して、「そう思う」と答えた生徒の割合も日本が一番低かったのです。 どうしてこうなるのかな。 教員や親に対しての信頼度が高い生徒は、自己肯定感が...

ダイヤ改正

今日から小田急線のダイヤが改正されました。 なんでも30年間かかった複々線化の工事が終わったとかで、まずはめでたい。 その間にいくつかの駅が地下に潜ったり、踏切がなくなったり…。 本当に賑やかなことでした。この騒ぎはまだ継続中ですけどね。 さてダイヤグラムはどうやって組まれるのか。 まったく謎に満ちてます。 以前勤めていた学校では時間割を人間が組むことをとうに諦めてました。 教員の数が通常の学校より桁違いに多く、あまりにも複...

銀の匙

伝説の本です。 夏目漱石が絶賛しました。 いまだに、この小説は残っています。 それも実に大切に扱われているのです。 灘高校の国語の先生が3年間にわたってこの本一冊だけで授業をしたというのも、近年話題になりました。 中勘助という人の他の作品がそれほどに読まれているとも思えません。 魅力がよほどあるにちがいないのです。 子供時代の懐かしい思い出が実にきめこまかく語られます。 なかなか開かなかった古い茶箪笥の抽斗に入っていた銀の...

点と線

松本清張の小説『点と線』は時刻表を縦横に使い切った作品の一つです。 昭和32年から33年にかけて雑誌「旅」に連載されました。 この年は彼にとって記念すべき年でもあります。 『眼の壁』『ゼロの焦点』など、名作が次々と発表されました。 『点と線』は映画化もされ、後に生誕100年を記念してテレビドラマにもなりました。 鹿児島本線、香椎駅から少し離れた海辺でおこる情死事件を扱ったものです。 福岡署の古参刑事、鳥飼重太郎と警視庁捜査二課の刑...