Book一覧

最強の読み方

池上彰と佐藤優の共著です。 朝から読んでました。 去年の暮れに出てから版を重ねている様子。 新聞、雑誌、ネット、書籍から最新の価値あるニュースをどう拾うかというノウハウが載っています。 国語表現を教えていると、いつも何をネタにしたらいいのかということに意識が向きます。 つまり教えることは学ぶこと。 その前線にいるのだと感じます。 新聞を丹念に読んだり、雑誌にも目がいきます。 ...

檸檬

梶井基次郎の小説『檸檬』を今年も授業でやりました。 実に不思議な味わいに満ちた作品です。 安部公房の短編『赤い繭』とセットになっているのはなぜなのかな。 どちらもギリギリまで引き絞った矢の先端に触れると、死に誘われるような魅力に満ちています。 表現が美しい。 三高時代の心象風景が目に見えます。 冒頭の一節…。 えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。 人は...

天人五衰

三島由紀夫が亡くなる9ヶ月前に行ったインタビューが、未発表のまま残っていたという記事がありました。彼はそのテープの中で自分の文学について語っているそうです。 「僕の文学の欠点は、小説の構成が劇的すぎることだと思う。ドラマティックでありすぎる。どうしても自分でやむをえない衝動なんですね。大きな川の流れのような小説は、僕には書けないんです」 この記事を読んでいて、彼が最後に書いた『豊饒の海...

告白

佐藤優の本をまた読んでしまいました。 面白い。 というか、これは彼の脳裡にうつった世界の構造そのものかもしれません。 副題に小説・北方領土交渉とあります。 外務省主任分析官だった彼がどのようにこの交渉を見てきたのか。 それがありのままに出てきます。 実に生々しい本です。 プーチン大統領の思惑をどう判断するのか。 そのために何をすれば一番いいのか。 しかし予定通りに交渉は進...

僕たちの前途

上場はしない。 社員は三人から増やさない。 社員全員が同じマンションの別の部屋に住む。 お互いがそれぞれの家の鍵を持ち合っている。 誰かが死んだ時点で会社は解散する。 こんな会社があってもいいかな。 せっかく電通に入っても、過労死させられたらつらすぎるし…。 しかし起業することの難しさも、同時に感じました。 大学などを通じての豊かな横のつながりがないと、可能性のある展開は望めそ...

学力の経済学

中室牧子という教育経済学者の本を読みました。 なかでも一番興味を覚えたのは、教育にはいつ投資するのが最も効果的なのかという点でした。 大金を投じてこういう研究をやっている国があるということに驚かされます。 ちなみに最も効果的なのは、幼稚園時代だそうです。その理由はなんと…。 しかし、本当なんですかね。