さくら寄席

落語をまた一席やらせていただけることになりました。 4月2日です。 詳しいことは会のHPに載っています。 今回もネタおろしです。 随分と昔に稽古はしたものの、ずっとお蔵入りのまんまでした。 というのも、こういう根問い物は難しいのです。 一見すると、そうでもないのですが、ヤマをつくりにくい。 お題は「千早振る」。 国語の先生が終演後、楽屋に文句をいいに来たという因縁付きの噺です。 あんまりいいかげんなことを言うなというのが...

檸檬

梶井基次郎の小説『檸檬』を今年も授業でやりました。 実に不思議な味わいに満ちた作品です。 安部公房の短編『赤い繭』とセットになっているのはなぜなのかな。 どちらもギリギリまで引き絞った矢の先端に触れると、死に誘われるような魅力に満ちています。 表現が美しい。 三高時代の心象風景が目に見えます。 冒頭の一節…。 えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。 人はいつも不吉な塊に魅入られてしまっているものなのかも...

トピアリー

起源は古代ローマ時代までさかのぼるのだそうです。当時の庭師が、生け垣に自分のイニシャルをこっそり刈り込んだのが始まりだとか。 一番てっとりばやいのは、なんといってもあのディズニーランド。ミッキーマウスをはじめとしたキャラクターのトピアリーが所狭しと飾られています。あれを作るのは大変みたいです。日本トピアリー協会というのがあるのも知りました。 昨今では社会福祉施設や病院での作業療法プログラムのひとつとして広く行われているそうです。 な...

如月寄席

来週の土曜日、聖蹟桜ヶ丘近くの公民館で一席やらせていただくことになりました。 実はここの落語会が、ぼくの初高座だったのです。 もう7,8年も前のこと。 先輩たちが一生懸命やっておいでよと応援してくれました。 その時のお題は「無精床」。緊張しましたよ。懐かしいね。 あれからほぼ毎年、出させていただいております。 もう何をやったのか忘れてしまいました。 幸い、会のHPに記録が残っていますので、それを見ながら一人、思い出にふけっており...

リヤドロ

今回ちょっとある場所で見たものの中で一番感心したのが、このリヤドロの作品群でした。それまでマイセンとか、ロイヤル・コペンハーゲンとか幾つかの陶磁器は見たことがあります。しかし、これははじめてでした。 花の造形が大変きれいです。ぼくはもともとこういうものに対する嗜好を全く持っていません。どうも洋風の家具などは苦手です。しかしこの高い技術はさすがだと思いました。 スペイン人の3兄弟が今から60数年前に始めたとか。 今では2000人の人が働いてい...

円窓

鎌倉明月院の円窓はみごとです。こういうのを借景というのでしょうか。 風景をそのまま窓から見るというだけでなく、風景の中に切り口を入れてしまうというところがすごいと思います。 どこからこのような発想が出てくるのか。 明月院といえば紫陽花が有名ですけど、それだけではない。紅葉の季節もすばらしいです。人の心を静かにさせる何かが、ここにはある。それがなんであるのか、ぼくなぞにはわかりません。しかしあえていえば、人が作ったものを置かないということ...