七つの会議 池井戸潤 日本経済新聞出版社 2012年11月

数年前からこの作家の本を読み始めました。経済と人間との絡み合いに興味を持ったからです。半沢直樹シリーズの評判は聞いていました。
後に作品を読み、興味を持ったことも事実です。銀行という組織の持つ非人間性がこれでもかと描かれていました。しかし会社という組織には多かれ少なかれ、似たような側面があります。
それが金融機関という一番冷徹な場面で表現されたに違いありません。
その後は人間ドラマの方にむしろ焦点をあてた作品を読み始めました。ただし、少し勧善懲悪の匂いが強すぎたようです。
そういう意味で書店がどのジャンルに置けばいいのか悩んだという話も理解できます。
つい先日読んだ『七つの会議』ではそれぞれの人生が少しづつ明かされ、たった一つの製造部品にもドラマのあることが興味深かったです。
読了した作品を列記させておいてください。

『オレたちバブル入行組』(2004年)『オレたち花のバブル組』(2008年) 『ロスジェネの逆襲』(2012年)『銀翼のイカロス』(2014年)『下町ロケット』(2010年) 『下町ロケット2 ガウディ計画』(2015年) 『架空通貨』(2003年) 『銀行総務特命』(2002年) 『仇敵』(2003年) 『株価暴落』(2004年) 『空飛ぶタイヤ』(2006年)『不祥事』(2011年)『ルーズヴェルト・ゲーム』(2012年) 『七つの会議』(2012年)『ようこそ、わが家へ』(2013年)『陸王』(2016年)などです。
この作家がどこへ行くのか、しばらく注視していきたいと思います。

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