噺のツボ

竹書房といえば、麻雀の本ということになってます。 久しぶりに落語の本が出ました。 以前は随分立川談志の本を出したりもしてました。 突然、この本が出版された経緯はさてどういうことなんでしょうか。 収録されているのは人気噺家、柳家花緑、三遊亭兼好、桃月庵白酒の3人です。 すべて口述筆記のみというところが面白いかな。 演目は時そば、へっつい幽霊、青菜、井戸の茶碗、大山詣り、抜け雀...

800人の時代

1月に出たばかりの新刊『らくごころ』を読みました。 副題が十人のキーパーソンに訊く演芸最前線とあります。 なにしろ、噺家が多いのです。 東京と大阪あわせて800人だとか。 勿論、今までで最大です。 これからどうなっていくのか、誰にもわかりません。 それだけに競争は激しく、淘汰も余儀なしというところです。 ちなみに目次は...。 第1の焦点 「この噺家を聡け!」広瀬和生 第...

白酒ひとり壺中の天、再々読

久しぶりに桃月庵白酒の「宿屋の仇討ち」を生で聞きました。 面白かったです。 オノマトペの自在な使い方や、時事的な感性の鋭さ、時代背景の分析。 どれをとっても、この人の感度は他の追随を許さないように思います。 ぼく自身もこの噺を何度か高座にかけていますが、その難しさを感じています。 権太楼の形で覚えましたが、転機にさしかかっていると自分でも思います。 彼が3年前に出した『白酒ひと...

現在落語論

新しい本です。 出たばかり。 半年かけて書いたそうです。 タイトルをみればわかる通り、大師匠立川談志の『現代落語論』を強く意識したものです。 これからの落語がどうなるのか。 談笑に入門した理由が面白かったです。 古典を改作したり新作をつくることへのこだわりがたっぷり書かれています。 新しい世代の登場だなと感じました。 落語の世界はどんどん変化しています。 江戸の風...

カレンダー

昨日のお稽古会で、会の大先輩から落語協会のカレンダーを頂戴しました。 机の前にさっそくかけたら、なんともいい雰囲気に変身。 ぼくにとって自分の部屋はもう勉強のためのものではありません。 これからは、ひたすら道楽のために使いたいのです。 その矢先に頂いたこのカレンダーは、なにかの道しるべかもしれないな。 それにしても最後の香盤にいたるまで、なんというデザインなのでありましょう。...

落語家という生き方

広瀬和生という人はヘビメタの音楽誌を編集しているらしいです。 それなのにやたらと落語の本を書いています。 かなりの変人なのかもしれません。 この本は北沢タウンホール、成城ホールで行ったインタビューつきの落語会の様子をそのまま採録したものです。 かなり好きな人が読むと、面白く興味深い本だと思います。 その反対に事情に通じていないと、ちょっと難しいかもしれません。 登場する...

礼儀こそが命

柳家さん喬師匠が今から10年も前にしたインタビューが、とある下町発信のサイトに載っていました。 いい話だなあ、と思いましたので、ここに再録させてもらいます。 失礼にはあたらないと思いますので...。 この師匠の人柄が実によく出たエピソードだと思います。 さん喬師の人情話にも通じるような気がします。 礼儀について... 例えばご飯食いに行きます。後輩のほうに先に料理が届き...

桃太郎のつぶやき

昔昔亭桃太郎については、このサイトであまり触れたことはないです。 人によって評価の分かれる噺家だからかもしれません。 好きな人は好きだし、そうでない人もまたいます。 師匠、柳昇の話をする時は、とても楽しそうです。 ここまで育ててくれた恩人だと思っているからでしょう。 なんともいえない間の長さは、ちょっと他には見あたりません。 毎回のように、野良仕事の茶碗だといいながら、お茶...

謝楽祭

9月6日(日)、湯島天神で落語協会主催のファン感謝祭がありました。 谷中全生庵で毎年行われていた圓朝祭りをやめて、広い境内のこちらへ引っ越したというわけです。 朝からどんよりとした空模様で、今にも雨が降りそうでしたが、なんとか開催されたというところかな。 ファンを大切にするためのイベントはますます必要になるでしょうね。

東西寄席演芸家名鑑

落語・講談・浪曲・寄席色物等東西の全落語家プロフィールを掲載。 今回は新たに、上方落語家・上方講談協会・大阪講談協会・浪曲親友協会も網羅してあります。 これ一冊で今現在の日本の演芸家の全てが分かるのです。 ほしいけど、ちょっと高い。 カラー顔写真入り寄席演芸家名鑑の最新版です。 つい先日、落語協会の謝楽祭でみかけました。 縦に長くて、ちょっと見るには誠に便利です。 しかし演芸...