東西寄席演芸家名鑑

落語・講談・浪曲・寄席色物等東西の全落語家プロフィールを掲載。 今回は新たに、上方落語家・上方講談協会・大阪講談協会・浪曲親友協会も網羅してあります。 これ一冊で今現在の日本の演芸家の全てが分かるのです。 ほしいけど、ちょっと高い。 カラー顔写真入り寄席演芸家名鑑の最新版です。 つい先日、落語協会の謝楽祭でみかけました。 縦に長くて、ちょっと見るには誠に便利です。 しかし演芸...

落語のたくり帖

かわいい本です。 落語家の書いた本にかわいいというのはなんですけど、まあかわいい。 毎日新聞に載せたものを補筆したらしいです。 基本的に女性の記者とぶらぶら東京を歩いた記録です。 中にあるイラストがいいです。 それと一之輔当人の述懐かな。 独り言のレベルでしょうか。 川上君という人間の横顔をそれとなく露呈してます。 もちろん、噺家の本ですから散歩する場所は、落語に登...

芸人という生きもの

柳家小菊師匠の旦那といった方が、通りがいいかもしれないです。 あるいは立川流顧問でしょうか。 もっともこちらの肩書きは自分から早々と下ろしてしまいました。 2014年11月のことです。 談志家元が亡くなって、立川流との縁が薄くなっていったのでしょう。 去る者は日々に疎しという喩えもあります...。 立川談志との関係はいろいろな本にある通りです。 2009年に新潮選書に入っ...

天狗連盛況

天狗連は昔からあるものです。 すなわち、諸芸に関わる好事家の集まりをいいます。 ぼくの入れて頂いている多摩落語寝床の会も、その部類に入ると思われます。 それにしても、我こそはという皆さんがたくさんいるというのは実に心丈夫です。 つい先日、世田谷散策をしていましたら、こんなチラシを見つけました。 杵柄会という皆さんがやっておられる落語会です。 名前の由来は、メンバーの皆さんがかつて落...

風姿花伝

これはもちろん、「能」の奥義を伝えた本です。 世阿弥が子孫に伝えるために書いたもので、明治になるまで、誰も読むことができませんでした。 何が書いてあるのか。 それはもういろいろな解説書にあたってもらう以外に手はありません。 しかしその中にでてくる言葉はほとんど、どの芸能にも通ずるものです。 落語にもそのまま当てはまります。 今回、読み直してあらためて、世阿弥のすごさを感じました。 ...

大人の落語評論

落語の評論というのには、どうも食指が動きません。 なぜでしょうか。 映画でも、演劇でも評論家と名がつくまでになるのは、生半可な知識や経験だけでは駄目でしょう。 一家言を持つようになるまでの道のりは、大変遠いものがあると想像されます。 蘊蓄をいくら語られても、ああそうかと思うだけです。 特に落語という芸には、好みが色濃く反映するようです。 安藤鶴夫のように、いくら人気があって...

小説古今亭志ん朝

古今亭志ん朝こと、美濃部強次が亡くなったのは平成13年10月1日。 今から足かけ14年も前のことになります。享年63歳でした。 あまりにも早すぎる彼の死は、多くの芸人の心に大きな穴をあけてしまいました。 その彼の一番いい時代を見ていたのは、なんといっても側にいた弟子たちです。 実兄にあたる金原亭馬生の弟子、伯楽が古今亭志ん朝について書いたのがこの小説です。 金原亭伯楽は本当に...

酒とつまみと男と女

昨日はじめてBSジャパンのこの番組をちゃんと見ました。 なぜかといえば、ゲストに噺家が登場したからです。 柳家喜多八、なんと66歳。 ほんとにお酒が好きなんだということがよくわかりました。 奥に座っているのは最初からレギュラーの坂崎重盛という人だそうです。 勿論、ぼくのよく知らない方です。 番組は一之輔が狂言回しになって進む形をとっています。 いつもではありません。 ス...

雪椿

日曜日の昼に放送しているお茶の間寄席は、元々千葉放送の番組です。 それをTVK、テレビ神奈川が流してくれています。 実にありがたいことです。 TVKは浅草演芸ホールで収録したものをそのまま、オンエアしています。 寄席の雰囲気が実によく出ているのです。 噺家さんたちも、いつもの寄席の気分でそのまま収録してもらっているのでしょう。 実にリラックスした表情をしていて、見ている方も...

宮戸川

宮戸川というのは隅田川の下流・浅草川の旧名です。 山谷堀から駒形あたりまでの流域を指すそうです。 現在ではほとんど使われていないのではないでしょうか。 この噺がなかったら、この川の名称は消えてしまっていたに違いありません。 「宮戸」は、三社権現の参道入口を流れていたことから、この名がついたとか。 少し調べてみたら文政年間に、駒形の酒屋が地名にちなんで「宮戸川」という銘酒を売り出したそうで...