アーカイブ

評論
2001-08-04(土)海の死 三島由紀夫論海には死の匂いがある。潮風と光と、そしてできれば夏の太陽が欲しい。アルベール・カミュが描いた『異邦人』の主人公、ムルソーは文字通り、死と太陽の具現者である。海を取り扱った小説に必ず死の匂いがする
詩人への旅
1996-11-15(金)のどやかな海の記憶  伊良子清白伊良子清白の故郷は鳥取である。しかし実母をはやく失った彼は、父の再婚、転任に伴い十歳の年に三重県の津に移り住んだ。故郷との縁はとても薄かったとしか言いようがない。三重の海はのどかであ
一冊の本
死なないでいる理由     鷲田清一ここ数年間の間に書いたものをまとめた著作。哲学がなぜ現代に必要なのかをわかりやすく説いている。何もかもが他者によって見えない領域に追いやられた現代。出産、病気、死、さらには日々の食料の調達さえもが、ベール
旅行記
2004-08-05(木)修学旅行シンポジウム中国はここ数年のSARS問題で、旅行客の激減をみた。日本からの修学旅行生も同様らしい。そこで各省とも日本人の獲得に懸命である。そんな中、日本から関係者を招いてシンポジウムを行った。今回は7月28
エッセイ
2014-05-06(火)困っている人同僚に勧められて読んでみました。大野更紗さんという若い女性が書いた本です。ビルマ(ミャンマー)の難民と知り合い、その足で現地へ出かけるような活動的な人です。しかし突然襲った難病との戦いがこの本のテーマで
ノート
2014-08-27(水)時代代ゼミが大幅に校舎の数を減らすそうだ。実に27校中、20校を閉鎖するという。とにかく生徒がいない。これが現実だ。かつてのように誰もが大学進学を望む時代ではなくなった。高度経済成長も終わり、一方で大学の数は増えた
詩集
2012-02-27(月)痛み髄の奥が痛む知らなかったこういうふうに人はさいなまれていくのだ硬膜のわずかな隙にある帯覗いてみて触りそして知るそこにたゆたっていた長い間はるか以前からどうしたって他の場所にはいられないという顔をしてもうやめ..